シンガポールからボンベイまでのインド洋クルーズ
シンガポールからボンベイまでのインド洋クルーズ。ポートサイドからマルセイユまでのスエズ運河の旅。マルセイユからリスボンの地中海クルーズなどである。ヨーロッパの人たちにならバルセロナからサザンプトンまでのクルーズなど人気が出ると思うが。ここまで遠路船できたのなら同じ道を帰るのではお客をとりにくいので、南米へ廻ってはどうだろうか。アゾレス諸島へ寄ってカリブ海に入り、パナマ運河を通過して太平洋へ。ガラパ
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年金客船の構想
客船建造の話はまだまだある。全日本海員組合が提案している年金客船の構想。厚生年金や国民年金の積立金の利子を運用して客船を造ろうということである。昭和六〇年当時五二兆円の積立金があり、ざっと三兆五、〇〇〇億円もの利子が生まれているわけで、これを利用すれば七〇〇〜八〇〇億円の客船が建造できる計算である。先ごろ、中曾根総理大臣に建造促進を陳情したところ、前向きに検討するという返答があったそうで、運輸省も
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家族が一丸となった商い
住宅街の中にひっそりと佇む店は、中に入るとモダンな造りで、ともすれば威圧的にも感じられる鮨屋のカウンター席を、シンプルな内装が気分を軽やかにしてくれる。まだ若い主人の仕事を傍らで見守り、サポートするのが両親の役割。家族が一丸となって商う様子は、そこで働く者の心を、そして訪れる客の心を緩やかに、丸くさせる。この辺りは「上賀茂秋山」も全く同様である。「特別の京都」といって、あえて祇園を外したのには、こ
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外国の客船なのに意外にパンやバターがうまくない
私が乗ったのは一九六九年もう二〇年近くも前のことだから比較にならないと思うが、私にとってはさほどまずいとは思えなかった。二〇年前と今では私の食生活も変わって舌が肥えているから、今乗れば何だ?ということになるかもしれない。料理のまずさおいしさは乗る人の口の肥え加減が大きく影響するから、ぜいたくな人の意見を気にすることはないだろう。アメリカ船はまずいという話も聞いた。しかし、私の乗った限りではそれほど
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精神的なぜいたくさを味わう
金銭的なぜいたく感が破られてしまっても、まだやっぱり船の旅はぜいたくだという気分が残っている。これが船旅の本領である。お金がかからなくてぜいたくな気分になれるところこそ、船旅の良さと言えるのではないだろうか。それは精神的なぜいたくさに浸れること。ぜいたくというものは精神的なもので、必ずしもお金をたくさん持っていても、ケチでぜいたくになり切れない人も多い。それが船に乗って旅をしていると船賃だけ、それ
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